これからカードローンやキャッシングの利用をする人にとって気になるのが借入審査がどのように行われているかという点だと思います。

今回はカードローン審査について詳しく説明させていただきたいと思いますのでお付き合いください。

初期審査(スクリーニング)と途上審査(モニタリング)

 

カードローンの審査には大きく分けて「初期審査」と「途上審査」の2つがあります。

初期審査のことをスクリーニングと呼び、カードローンの借入可否を判断する審査となり、途上与信はモニタリングと言われ、借り入れ後の利用上限額や金利などの調整・判断を行う審査となります。

スクリーニングもモニタリングも審査項目自体は同じになりますが、重要視される項目がそれぞれ異なります。

 

スコアリングリングシステム

 

スクリーニングやモニタリングはクレジットカードの審査の際にも使われる用語で、基本的にはカードローンもクレジットカードも仕組みやシステムそのものは同じです。

カードローンの審査にもクレジットカード同様スコアリングシステムが採用されており、本人の属性に関する「属性スコアリング」と信用情報に関する「情報スコアリング」の総合得点で利用者の借入可否を決定しています。

属性スコアリングに含まれる項目は、金融機関によって異なりますが以下のようになっています。

 

・年齢

・年収

・勤務先の規模

・雇用形態

・勤続年数

・家族構成

・居住形態

・居住年数

 

これらの項目を過去の返済状況などと照らし合わせてその金融機関独自のスコアリングにより判断していきます。

ですので、上記項目は一律に同じスコアリングという訳ではなく、重要視する項目は機関によって変わってきます。

ただ、どのカードローン審査でも重要視される項目としては

・勤続年数

・雇用形態

・年収

・家族構成

の4つであると言われています。

勤続年数の項目は半年以上、1年以上、2年以上の三段階で評価されることが多く、半年未満ですと多くの金融機関では審査しない項目と言えます。

雇用形態は特に銀行カードローンは審査の際重要視する項目で、公務員最強、正社員、契約社員、派遣社員、自営業、フリーターの順番でスコアが付きます。

公務員や正社員なら金利の低い銀行のカードローンを、そのほかは消費者金融のカードローンに借り入れ申し込みをするのが良いでしょう。

年収の項目は特に重要です。

消費者金融を含めた信販会社やクレジット会社などの貸金業者のカードローンには総量規制の問題があるため年収の3分の1以上の借入はできません。

収入のない方は基本的に貸金業者のカードローンは利用できませんが、専業主婦の方であれば総量規制の適用を受けない銀行カードローンであれば配偶者の収入が一定以上ある場合利用ができることがあります。

当たり前の話ですが、貸し付けをする側はきちんと返済されるかどうかを最も気にするため、年収は高いほうが良いと言えます。

具体的な判断基準としては200万以上と400万以上で分かれることが多いです。

年収400万円以上あれば一部のプレミアムカードローンを除いてカードローン審査において高いスコアリングが与えられます。

200以上400万円未満はカードローン利用者のボリュームゾーンと言われているため、審査で不利になることはないですが、200万未満はスコアリングがぐっと落ちます。

とはいえ、借入審査自体は120万前後でも通ることはあります。100万円以上がボーダーともいわれており、80万円未満で借入審査に通過した例は知りません。

他のスコアリングが低くても、家族構成によるスコアリングが高い場合審査に通過する例も散見されます。

スコアリングの高い属性は両親との同居がある場合です。

過去の返済率を分析すると、両親との同居がある場合がそうでない場合に比べて飛躍的に高くなる傾向にあります。

おそらくは家賃の負担などがなく返済に対する資力が確保できる点などが大きいのでしょう。

結婚をしている場合もスコアリングが少しだけ上がりますが、子供がいる場合はスコアリングは下がってしまいます。

カードローンの貸し付けはあくまで返済余力を見る審査ですので、子供は金喰い虫として見られることになっているのでしょう。

 

信用情報スコアリングには以下の項目が存在しています。

 

・現在の借入状況

・過去の借入・返済状況

 

現在の借り入れ状況は特に総量規制との兼ね合いで重要になります。

借入状況の評価軸には「借入金額」と「借入件数」の2つが存在しており、金額は貸金業者では総量規制に抵触しないかどうかで問題になります。

借入件数は少ないほどよいですが、他社の審査に通過したという事実でもありますので一概にスコアリングが落ちるとも言えません。

ただ、他社の借入が4件もあると返済のための返済を憂慮した金融機関からスコアリングは著しく低下します。

過去の借入や返済状況はクレジットヒストリーにも似ている項目です。

この項目はある意味最も重要な項目と言え、過去に金融事故を起こしている場合は借入審査に通過することはありません。

また、借り入れ後遅滞なく返済することにより信用情報は上がって行き、途上審査により金利の低下や借入限度額の引き上げなどが行われるなど非常に重要な項目と言えます。

 

総じて、借入審査の際の初期審査では属性スコアリングと過去に金融事故を起こしていないかという点が重要となり、途上審査では返済状況などの信用情報スコアリングが重要になると言えます。

 

仮審査と本審査

 

金融機関によっては仮審査後に本審査を行う所もあります。

特に銀行のカードローンはこのような2重の審査を行うことが多く、仮審査後に在籍確認を行う場合もあります。

プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)やモビットなどの消費者金融をはじめ貸金業者のカードローンは本体が借入審査を行いますが、銀行のカードローンは本体ではなく保証会社が行うことが多く、仮審査は保証会社が、本審査は銀行本体が行う場合もあります。

保証会社はオリエンタルコーポレーションやプロミスなどの貸金業者であることがほとんどで、借入審査のほかに代位弁済なども行うため自ら行う審査よりも厳格に審査をすることが多いと言えます。

その分銀行のカードローンは貸金業者のカードローンよりも金利が低く設定されており、金利の高さと審査の厳しさは反比例の関係にあるとも言えるでしょう。